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食ダネ。

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よーじやカフェ、初コラボの相手はロッテ 相互監修でチョコレートとスイーツ発売

日本食糧新聞社 2009/09/16 日付 10212 号 02 面ニュース/糖類・菓子

 新型インフルエンザなどの影響で観光客が減少する京都の活性化に、あぶらとり紙で有名なよーじやが運営するよーじやカフェとロッテが取り組む。ロッテが、チョコレート「紗々」でよーじやカフェの監修を受けた新製品「紗々〈和栗〉」を15日に発売。よーじやカフェでは、同品をイメージしたスイーツメニューを開発し、期間限定発売する。よーじやが他社とコラボするのは初めて。地元密着企業とナショナルブランド企業が手を組み、京都の魅力を発信することで、観光旅行客の増加を狙う。(青柳英明)



 11日に行った共同会見でロッテの山下幸治商品開発部主査は、コラボレーションの経緯について、「紗々の活性化に取り組む中で、メーンターゲットの20代から30代の女性を取り込むさいに、菓子という限られた世界の中だけで考えるのではなく、異業種とのコラボレーションが効果的と判断した」と説明。コラボ先は「仕事で京都に行った時に、祇園のよーじやさんに女性が行列している様子を目の当たりにし、いつか何かを一緒にやりたいと考えていた」ため。いくつかの企画を提案したが、了解を得られなかったという。紗々の裏ブタによーじやの紹介を無料広告扱いの形での掲載を提案したところ了解を得た。この取組みが、よーじや側の信頼を得て今回のコラボにつながった。

 よーじやカフェ(国枝商店飲食事業部リーダー)の高木康裕氏は「当社は、商品は直営店で社員が販売するのが方針。ロッテさんと話を進める中で、カフェでなら新しい試みができるとの考えに至った。全国によーじやカフェを知ってもらうために、情報発信できないかということで今回のコラボが実現した」とコラボの経緯を説明した。

 「紗々〈和栗〉」は、丹波産和栗を使用する。今回は京都よーじやとのコラボということで、丹波産の中でも京都産に徹底的にこだわった。パッケージには、よーじやのマークをプリント、裏面にはカフェの紹介を、中ブタには所在地を記載。商品を通じて、よーじやカフェを全国の消費者に紹介し、興味喚起を図り、京都旅行およびよーじやカフェへの来店につなげたい考え。よーじやカフェでサンプリングおよび販売を行う。さらに、2年ぶりに「紗々」のTVCMを投入する。よーじやカフェ側は「和栗ショコラモンブラン」を開発。厳選された国産和栗のみを使用し、紗々の繊細な食感をモンブランで表現した。15日から約3ヵ月間、三条店、嵐山店、銀閣寺店で提供する。価格は600円。
by syokudane | 2009-09-17 12:14 | 【情 報】 食のトレンド
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